森林サービス産業

 国土緑化推進機構では、「森林サービス産業」が提唱された2018年から、林野庁をはじめさまざまな関係機関・団体とともに実際に取り組む地域の支援など、森林サービス産業の推進に取り組んできました。今後、森林所有者をはじめ、新規参入者や地域が森林サービス産業に取り組みやすくすることを目的に、専門研究者の知見に基づき、関連情報やノウハウを整理したガイドブック/ハンドブックとして『森林サービス産業白書』を制作しました。
 
 本書の執筆・編纂は「森林サービス産業白書編集委員会」として、国土緑化推進機構、林業経済研究所、森林総合研究所を中心とした研究者によってなされました。
 第1章では、「森林サービス産業の概要」として、これまでの森林サービス産業をめぐる施策や社会の動向を全体的に整理した上で、本書の扱う森林サービス産業とその対象について、関連利用活動、フィールド、関係主体に跨る実態的な定義・範囲を示しています。第2章では、「森林サービス産業の事例集」として、全国における54の取り組みについて、事業者ベースで紹介しています。事業の特徴や魅力を伝える「ガイドブック」の内容として<事業紹介>、その後<事業展開・背景>にて、今後森林サービス産業への事業参入や発展の参考となるよう、各事業の内面に踏み込んだ「ハンドブック」としての記述を行っています。第3章では、「森林サービス産業の関連データ集」として、現状の事業者の取り組みや利用者の動向や事業展開に役立つ地理情報データなど、数値的に整理しました。そして、第4章では、これまでの施策や各種事業としての森林サービス産業の展開に横串を刺す形で、各事例に共通する課題を導出するとともに、その解決に向けての方向性やノウハウの提示を試みています。

 以上の構成からなる本書は、森林サービス産業とその取り組みを、はじめて総合的・体系的に網羅した『白書』となりました。既存の事業者はもとより、新規参入を目指す森林所有者や企業、その支援やサポートを志す行政や企業の担当者、魅力的な森林フィールドを求める都市在住者や各種の利用者、さらには関連の研究者や団体といった、幅広い読者を想定しています。ぜひお手に取っていただけますと幸いです。

◆ 詳細はこちら⇒ https://www.j-fic.com/bd/isbn/9784889652826/