募金達成額 9月8日現在
0円
募金目標額
708,500

(募金期限 2025年10月31日)

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アグロフォレストリーによる森林再生事業

sdgs1.貧困をなくそう sdgs13.気候変動に具体的な対策を sdgs15.陸の豊かさも守ろう sdgs17.パートナーシップで目標を達成しよう

プロジェクトNo. sdgs-R7-02

事業概要

募金者へのメッセージ

私たち一般社団法人Hidamariは、インドネシア・スマトラ島リアウ州において、現地NGO「Rimba Satwa Foundation(RSF)」と連携し、アグロフォレストリーを通じた森林再生と人と野生動物の共存に取り組んでいます。募金にご協力いただく皆さまには、未来世代に緑豊かな地球を残す仲間として、この活動を共に進めていただければ幸いです。

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活動場所

インドネシア・スマトラ島リアウ州Pinggir地区は、平地で泥炭地が多く、30年前までは熱帯雨林で覆われ豊かな森林生態系を有していましたが、近年はパーム油プランテーションの急速な拡大により大規模な森林伐採が行われ、自然環境が著しく損なわれています。
地域住民の多くは小規模農家で、現金収入を得る手段としてパーム油に依存してきました。しかし、パーム油は市場価格の変動や土地劣化のリスクが高く、経済的にも不安定な状況に置かれています。また、森林の減少によって野生動物、特にスマトラゾウの生息地が狭まり、農地への侵入・被害が頻発しており、地域社会との衝突も深刻化しています。

A地点では、苗木の提供などのサポートを行いながら、パーム油等のモノカルチャーからアグロフォレストリーへの転向をサポートし、五戸以上の農家がアグロフォレストリー農家となることを目指します。

B地点では、最初にアグロフォレストリーの導入を開始した農家に続き、今回のプロジェクトでは近隣の農家もアグロフォレストリー農家に転向できるように、知識や苗木提供などのサポートをしていきます。

活動の目的と内容

パーム油プランテーションによって単一作物化が進み、森林破壊と生態系の劣化が深刻化しているスマトラ島リアウ州Pinggir地区およびSemunai地区において、在来植物を中心とした多様な樹種・作物を導入することで森林を再生し、同時に農家の生活の安定を図ります。さらに、ゾウの好む果樹を森の奥に植え、人里近くにはゾウが嫌う植物を配置することで、農作物被害を減らし、人とゾウとの衝突を緩和します。

具体的には、現地NGO「Rimba Satwa Foundation(RSF)」と連携し、パーム油農家に対してアグロフォレストリー農家への転向を促し、転向する際の知識や技術、苗木の提供などのサポートを行いながら、農家とともに10ヘクタールのパーム油の農地をアグロフォレストリー農地として再生します。10haの面積に、プライ、マンゴスティン、ランブータン、カカオ、マンゴー、ドリアン、マトワ、ジャンクル、レンケン、ジャックフルーツ、パームシュガー、バナナ、パパイヤ、サラックなどの15種類以上の木々を計6000本植樹し、森林として再生することを目指します。

募金の用途

主に苗木や種子の購入、現地農家への研修会の実施費用、活動用備品や交通費、専門家による生態調査費、報告資料やパンフレットの作成費に充てられます。ご支援いただく一つひとつが、苗木の一本、研修の一回となって形をなし、目に見える成果となっていきます。

SDGs達成への貢献内容

目標1. 貧困をなくそう
農家の収入源を多様化し、生活の安定を図ることで、地域全体の持続可能性を高めます。

目標13. 気候変動に具体的な対策を
10haのパーム油農地に、地域樹種を植栽し、アグロフォレストリー農地として再生するとともに、隣接する森林に地域果樹種を植栽し、気候変動緩和に貢献します。

目標15. 陸の豊かさを守ろう
在来植物の植生回復とスマトラゾウなど野生動物の生息環境回復を目指します。

目標17. パートナーシップで目標を達成しよう
村民や行政、現地NGO、日本の市民と国際的な連携の上、実施します。

募金目標額

708,500円

活動報告の予定

ご寄附頂いた方で現地活動への参加希望があった場合には、安全管理を徹底した上で、フィールドワークや植林活動に参加いただけるよう調整します。専門スタッフの案内により、単なる体験にとどまらず、学びと交流の機会となるよう工夫します。

事業開始後は、年2回の定期報告を行い、進捗や成果を、透明性をもって団体HPで公開します。現地での苗木の植栽本数や農家の参加状況、ゾウとの軋轢緩和の変化などを数値や写真でわかりやすくお伝えし、募金者の皆さまに活動の成果を実感いただけるよう努めます。
本事業を通じて、人と自然が調和し、次世代へとつながる持続可能な環境をつくる挑戦に、皆さまのお力をぜひお貸しください。

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応募団体紹介

正式名称

一般社団法人Hidamari

WEB

https://hidamari-no-machi.com/elf.html

所在地

兵庫県姫路市

一般社団法人Hidamariは、「この世界の心の温度を上げる」を理念とし、地球環境の危機に対して森林再生・環境教育・共生の仕組みづくりを通じ、すべての命が調和して生きられる世界を創ることを目的に活動しています。主な舞台はインドネシア・スマトラ島で、現地NGO「Rimba Satwa Foundation(RSF)」と協働し、森林破壊が進む地域でのアグロフォレストリー導入支援や、野生ゾウと人との軋轢緩和に取り組んできました。これまでに60ヘクタール以上の農地を多様な在来樹種を取り入れた農地へと再生させ、生態系の回復と農家の収入安定の両立を図っています。また、アグロフォレストリーで育てた香辛料を活用し「森のコーラ」として日本で商品化することで、現地農家の新たな収益源をつくるとともに、消費者に森の価値を伝える活動も展開しています。国内では講演会やワークショップ、フィールドワークを通じて環境教育を推進し、一人ひとりが地球環境に関心を持ち、行動できるきっかけづくりを行っています。Hidamariは、現地と日本の両方を結び、持続可能で心温まる未来を共に育むことを目指しています。

現地NGO「Rimba Satwa Foundation(RSF)」メンバーと当法人の代表

事業関連画像

アグロフォレストリー農地
パーム油のプランテーション
人との軋轢で足にけがを負い保護されたスマトラゾウの子ども
パーム油農家に、アグロフォレストリーの利点について説明会を開催
果樹の収穫ができるまで、農作物とヤギを組み合わせたアグロフォレストリーで収入を安定させる
アグロフォレストリーの様子を定期的に見に行き、知識や技術、苗木や有機肥料の提供などのサポートをする
現地パートナーのNGO「RSF」の苗床で種を植え、十分な大きさの苗木になったらアグロフォレストリー農家に提供する。

事業関連資料

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