sdgs7.再生可能エネルギー sdgs15.陸のいのちを守ること
プロジェクトNo.sdgs3-0201
プロジェクト概要
メッセージ
この度は、「松本市四賀地区 松茸山再生プロジェクト」に対して、ご寄付のお願いをさせて頂きましてありがとうございます。
本事業は、松本市四賀地区において、マツクイ虫被害により枯死してしまったアカマツ林を再生し、現在絶滅危惧種に指定されている松茸の発生環境を整備する事により、松茸山を再生する事を目的としています。また、併せて枯損木となったアカマツ材をチップ化し、木質バイオマス燃料として利用する事例を中心に、「木質バイオマス利用による松本地域ゼロカーボンへの取り組み」と題したシンポジウムを行い、ゼロカーボン社会に向けた木質バイオマス利用の重要性を広く発信する場としたいと考えます。
活動の目的と内容
松本市四賀地区(旧東筑摩郡四賀村)は、古来より松茸の名産地として名高く、戦後の最盛期(昭和20年代)には大型トラックや貨物列車で東京都内の市場に出荷するほどの生産量がありました。また当地特有の風化砂石土壌に生える松茸は、小ぶりながら固く締まった歯ざわりの良さとその香りの強さから、市場関係者の間でも別格の扱いを受けていたと言われています。
その後生活様式の変化及び過疎化による山の手入れ不足、アカマツ林の高林齢化などから、発生量は長期的に減少を続けていましたが、平成25年以降、地区内に急速に広がったマツクイ虫被害により、1,000ha以上のアカマツ林が枯死し、松茸山も壊滅的な被害を受けています。松茸を守るためには、その発生林であるアカマツ林をマツクイ虫被害に抵抗性のあるマツにする必要があります。
そのため、枯死したアカマツを撤去したうえで、抵抗性の松苗を植樹し、アカマツ林の再生を図ります。
併せて、枯死した大量のアカマツ材及び、再生後のアカマツ林の徐間伐材の有効利用とゼロカーボン社会に向けた機運を高めるために、木質バイオマスの利用促進を目的としたシンポジウムを開催します。
- 募金の用途
頂いた募金は、抵抗性松苗購入、枯損木の運搬・チップ処理、シンポジウムの講師謝金、会場費などに有効に使わせて頂きます。 - SDGs達成への貢献の具体的内容
本プロジェクトは、下記の目標の達成を目指しています。
目標7 再生可能エネルギー → 木質バイオマス利用の促進を図る。
目標15 陸のいのちを守ること → アカマツ林を抵抗性松により再生することで、絶滅危惧種の松茸を守り育てる。 - 現地での活動への参加希望があった場合の対応
植樹体験・シンポジウム参加等、積極的に受け入れいたします。 - 事業開始後の定期報告の予定
HP上でアカマツ林の生育状況と秋のきのこの発生状況を随時報告します。
団体名
団体紹介
設立 | 昭和55年(1980年)3月 |
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現会員 | 男性16人 女性2人 : 計18人 |
設立の目的
森林の持つ多様な価値を発見し、それを広く発信する事により、自然とのふれあいの魅力や里山整備の重要性を周知し、森林資源の有効活用を図る事を通じて、四賀地区の活性化につなげる。
活動のテーマ
- 森林資源の有効利用と情報発信
- 松茸山の再生(発生環境整備)
- バイオマスエネルギーの利用研究
- 地元小中学校での環境教育・体験型ワークショップ実施
- 四賀アカマツの利用促進
最近の活動
- 松本市立四賀小学校 学有林の木で卒業木工製作(R2.2.13)
- 四賀小学有林で伐採されたアカマツ材を使い、6年生を対象に卒業 木工製作教室を実施。
- 石窯づくりワークショップ実施(R2.6.27)
- 四賀地区の地域活性化の拠点である「四賀の里 にしごり」で行われている薪製造・販売で、薪ストーブ以外の需要を開拓する目的で石窯製作ワークショップを実施。
- 石窯ピザ料理体験教室実施 (R2.10.17)
- 製作した石窯で石窯ピザの料理体験教室実施。松本市の特産品である松本一本ねぎ、信州味噌、鹿肉ジビエを組み合わせた「にしごりピザ」の試食も行われ好評。
- 松本市立会田中学校 学有林整備(R2.11.27 松本市立会田中学校)
- 松本市立会田中学校1年生を対象に、学有林整備体験と、簡易炭焼き器による炭焼き体験、薪割体験の実施。
関連画像





