募金達成額 5月31日現在
513,000円
募金目標額
513,000円

応援ありがとうございました

炭焼き体験を通した里山の資源循環を学ぶ場づくり

sdgs11.持続可能なまちと地域社会 sdgs12.つくる責任 つかう責任 sdgs13.気候変動に具体的な対策を sdgs15.陸の豊かさも守ろう

プロジェクトNo.sdgs3-0401

プロジェクト概要

メッセージ

 

海と森に囲まれた大房岬

千葉県南房総市に位置する「千葉県立大房(たいぶさ)岬自然公園」は海と森に囲まれた自然豊かな場所です。園内は遊歩道、芝生の広場、キャンプ場などが整備され、子どもたちの宿泊学習施設である大房(たいぶさ)岬自然の家も設置されており、憩いの場であり学びの場としてこれまで私達NPO法人千葉自然学校が指定管理者として運営してきました。

私達の大きな転機であった、2019年9月9日、台風15号が房総半島を直撃し、大きな風害をもたらしました。大房岬自然公園内も甚大な被害を受けました。園内に生えている木は折り重なるようにして倒れてしまい、森も大きなダメージを受けました。
台風被災直後の倒木の様子
たくさんのボランティアの方にご支援をいただきました
園内に積み残されている伐採木

たくさんの方の支援をいただき、園内の整備は進みましたが、台風が来る前から少しずつ広がっていた「ナラ枯れ」がさらに広がりを見せています。その原因は、木々が健全に育つ土中環境を整えられていないことだと専門家の指摘をいただきました。
利用者の安全を考えると伐採しなければならない木がこれからも出てくることが予想されます。伐採された木をどう活用していくということも大きな課題となっています。

 

千葉県君津市 半兵衛炭焼塾さんで修行中

今回、これらの課題を解決する方法として、炭焼き窯を自分たちで作り、炭焼き体験ができるように整備していきたいです。
森が健全な状態に戻るための整備作業を行い、人と森の関係について考えるきっかけを作ります。作った木炭を実際に調理などで使ってみることで資源循環やエネルギーについて考えるきっかけになります。また、木炭を土に撒くことで、土中環境の改善の資材としても有効に活用することができます。

伐採木の活用から資源循環や環境改善まで、炭焼き窯を設置することで、大房岬を里山の資源循環を学ぶ場に整備していきたいと考えています。

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本プロジェクトのスキーム図

活動の目的と内容

目的

森の整備体験や炭焼き体験を通じて、森と海のつながりを資源循環家やエネルギーの問題について学ぶ

活動内容

  1. 炭焼き窯ワークショップの開催・実施
  2. 森の整備活動と伐採木を活用した炭焼きイベントの実施
  3. 大房岬自然の家に宿泊する団体向けに、炭焼き体験プログラムを実施する

募金の用途

炭焼き窯の建築資材費(耐火レンガや屋根の部材、工具など)
炭焼き窯講師謝金・交通費(県内の炭焼きを実践されている方に依頼予定)
消耗品費(イベント・ワークショップ実施にかかるもの)など

SDGs 達成への貢献の具体的内容

SDGs達成へ向け、私たちができることは、森と海のつながりや資源の循環を直に感じていただくことです。言葉や映像ではなく、自然の美しさ、大切さ、怖さも含め、体験を通じ、五感や自分の体で感じてもらうことを大切にしていきます。

目標11【持続可能なまちと地域社会】
あらゆる人々にとって安全で楽しめる公園や公共スペースへとなれるよう努力します。
大房岬自然の家には年間延べ利用者数約3万人が訪れ、利用する子どもたちへ、持続可能な社会を実現するための普及啓発活動につなげていきます。

目標12・13【責任を持って生産し、消費すること】【気候変動への対策】
木炭には、原炭材重量の約20%にあたるCO2(炭素換算重量)が固定されると同時 4~8%にあたるCO2が新たに排出され、原炭材重量の13~17%にあたるCO2が削減されると言われています。1つの窯で約200kg(木炭としては50kgの質量になります)の原炭材重量を炭にすることができる計画なので、1度の炭焼きで26~34kgのCO2削減につながります。更に、現在当園キャンプ場で販売している木炭はマングローブ炭であり、年間220kgが利用されています。マングローブは日本の森林の二倍の二酸化炭素吸収量があるとされています。販売している木炭を自給することで、年間のCO2の削減に貢献でき、輸送費にかかるCO2も削減できると考えられます。

目標15【陸のいのちを守ること】
現在の大房岬の森はマテバシイが優生する単一人工林が大部分を占めています。本来、暖温帯の照葉樹林であり、マテバシイを間引きながら、エノキ、スダジイ、タブノキなどをはじめ、大房岬に少量自生している高木樹種を10種類以上増やしていくことを目標に、多様な植生を再生させていきます。

  • 現地での活動への参加希望があった場合の対応

    各イベントやワークショップなどに無料でご参加いただけるようにいたします。

    事業開始後の定期報告の予定

    イベント、ワークショップ、整備作業などは随時、フェイスブックページにて発信予定です。
    Facebookページ「南房総野遊び倶楽部」https://www.facebook.com/minamiboso.noasobi

募金目標額

513,000円

団体紹介

団体名

NPO法人千葉自然学校

活動目的

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私たち「NPO法人千葉自然学校」は、

  • だれもが人生を豊かに生き、支え合う力を育む
  • 地域の資源を保全・活用し、次代に引き継ぐ
  • ネットワークを充実し、地域の活性化をめざす

をミッションに、子どもからシニア世代まで、千葉県内の自然体験やアウトドアの楽しさ大切さを知ってもらう活動を展開しています。

 

千葉県南房総市にある「千葉県立大房(たいぶさ)岬自然公園」「南房総市大房(たいぶさ)岬自然の家」を指定管理者として運営しています。

大房岬自然公園は森と海に囲まれた自然豊かな公園で、敷地内には大房岬自然の家という、子どもたちが自然のことや環境のことについて学べる宿泊施設を有しています。年間を通じて自然体験イベントやアウトドアツアーの企画などを実施しており、自然の家では小学生を中心とした学校行事での宿泊学習の受け入れなどを行なっています。

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関連画像

事業関連資料

事業計画書.pdf

事業概要.pdf

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