ドキュメント・オブ “10000の瞳”プロジェクト

3.11の震災後、宮城県の気仙沼で牡蛎の養殖をされ、『NPO法人 森は海の恋人』の代表でもある畠山重篤さんを、ソウル・シンガーの上田正樹さんが訪ねました。 そして、そのあまりにも残酷な惨状を目の当たりにして、上田さんは祈りを込めて、『今ある気持ち』という曲を作られました。 音楽というものは、人々の魂を揺さぶり、慰め、震い立たせてくれます。人から人へ歌い継がれ、国境さえ越えていく力を持っています。 この曲は被災地の小学校である石巻市立稲井小学校の校長先生の耳にも届き、環境的な問題や心的な影響によってしばらく歌を歌うことが出来なかった子供たちに、「少しでも明るい話題を作ろう!」ということで、合唱されることになりました。また、時を同じくして、上田さんの母校である岐阜県の高山市立松倉中学校では、被災地へのエールとして、この曲を歌おうという動きが起こりました。 この二つの出来事がきっかけとなって、このプロジェクトは始まりました。

この『今ある気持ち』という曲は、音楽の力で人と人の“和”を広げて、みんなでこの国難を乗り越えていこうという考えのもとに、『緑の募金 東日本大震災復興事業応援ソング』となり、この二校の合唱を録音してCD化し、『緑の募金』へ寄付をして頂けた方にお渡しするということが決まりました。ここには、「継続性」と「発展性」という考え方が内在されています。

甚大な被害を受けて被災した東北地方を再建し、人々の営みが正常化して、街角から笑い声が聞こえてくる、そのために――。 それは元に戻すという意味での「復旧」ではなく、未来へ展望を持って、 10年後、20年後、さらに100年後という長い期間を見据えた「復興」、つまり、 子供たちに受け継がれていくということを前提にしたものでなければなりません。 このプロジェクトは、継続的な復興支援のための資金の創出と、一過性ではない中長期を見据えた支援活動によって、「子供たちの未来へと繋がる環境」の構築に貢献していきます。

【プレス・リリース】

『緑の募金』使途限定募金について

「使途限定募金」とは、『緑の募金運営協議会』で定められた森づくり活動の支援メニューから、社会貢献等のコンセプトに対応させて、各企業・団体が、寄附金の使途を選択出来る制度です。 「東日本大震災復興事業」においては、海岸防災林等森林整備、居住地域や学校周辺の緑化、避難所・仮設住宅等の被災者向けの間伐材等により制作した「組手什」や、プランター、花壇等の寄贈も実施しています。

また、今後、全国の子供たちの協力により、被災地の森林復旧・緑化に必要な苗木を育てていく事業、その他、被災地の要望に添った事業等も実施していきます。

緑の募金HP:http://www.green.or.jp/bokin/index.html