日中緑化交流基金
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平成28年度 助成事業の紹介


 日中緑化交流基金では、中国国家林業局対外協力プロジェクトセンターとの協力により、平成28年度には、中国の17の省・自治区・特別市で57件のプロジェクトが行う植林緑化活動に助成しています。 
 これら植林緑化活動は、日中両国民の協力により、中国での緑の山河づくりに貢献するとともに、両国の友好関係の発展に寄与することが期待されています。

 平成28年度は、特に日中双方にとり重要な課題である砂漠化・黄砂対策に重点を置いて取り組んでおり、57件のプロジェクトの半数の29件が砂漠化地域で実施されています。現在実施されているプロジェクトについて、砂漠化地域、黄土丘陵・黄土地域、北京周辺風砂地域、長江下流地域の4地域で実施された事業の代表的な事例をご紹介します。

【砂漠化地域】 


(2017年(左)と2016年(右)の植林地の比較。

樹種はどちらも楊樹(ポプラ)と梭梭(ラクダノキ))

事業名内蒙古巴彦卓爾市沙漠植林プロジェクト
実施場所内蒙古自治区バヤンノール市
団体名(特)日本沙漠緑化実践協会
中国側 
カウンターパート
バヤンノール市林業局
事業開始年度平成26年度(2014年度)
事業概要黄河上流の砂漠地域において、防風固砂林を造成し、黄砂の発生を抑止するとともに、渡り鳥の生息環境保護など生態環境の保全を図る。       

 

 

【黄土丘陵・黄土地域】 

(油松(マンシュウクロマツ)と刺槐(ニセアカシア)の植林地遠景)

事業名甘粛省東部黄土高原浸食荒廃地生態・生活環境林造成
実施場所甘粛省慶陽市
団体名(一社)海外林業コンサルタンツ協会
中国側 
カウンターパート
慶陽市生態発展センター
事業開始年度平成25年度(2013年度)
事業概要黄土地帯の土壌浸食の激しい地域において、荒廃地等を対象に水土流出防止林を造成する。

                    

【北京周辺風砂地域】 


(樟子松(モンゴルアカマツ)の植栽作業)

事業名河北省張家口市陽原県造林事業
実施場所河北省張家口市陽原県
団体名倉吉グレートライオンズクラブ
中国側 
カウンターパート
河北省林業庁
事業開始年度平成28年度(2016年度)
事業概要

北京及び天津への黄砂被害を防ぐために、防砂治砂を目的とした森林を造成する。

【長江下流地域】 


(湿地松(スラッシュマツ)植栽地の保育作業)

事業名安徽省南譙区水源涵養林造成石山緑化モデル事業
実施場所安徽省滁州市
団体名日中科学技術協力会議
中国側 
カウンターパート
安徽省林業庁
事業開始年度平成26年度(2014年度)
事業概要

森林の劣化により水源涵養機能の低下が顕著である上水ダムの周辺に水源涵養林を造成する。

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