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日中国交正常化40周年記念植樹式典の開催について


 「日中国交正常化40周年記念植樹式典」が平成24年4月21日(土)、北京市通州区において、盛大に開催されました。
 ご案内の通り、本年、日中両国は国交正常化40周年を迎えており、これを記念し、また、併せ森林及び日中民間緑化協力の重要性を啓発普及するため実施されたものです。
 本式典は、日中緑化交流基金、中国国家林業局及び北京市人民政府との共催により、また、在中国日本国大使館、林野庁、国際協力機構北京事務所及び中国外交部、中華全国青年連合会、中日友好協会の後援を受けて行われました。
 式典には、中国側から趙樹叢国家林業局局長、夏占義北京市副市長、唐家璇中日友好協会会長(元国務委員)、日本側から丹羽宇一郎在中国日本国大使、皆川芳嗣林野庁長官、梶谷辰哉日中緑化交流基金事務局長ほか中国側約650人、日本側約350人、計約1,000人が参加しました。
 式典では、先ず主催者側を代表し、趙樹叢国家林業局局長から、「中日両国は一衣帯水の隣国であり、生態環境は多くの方面で相互に依存しています。我々は日本政府と国民に対し中国の林業建設への支持と協力に感謝しています。(中略)我々が共同して植栽する苗木が中日の代々の友好の証人となることを希望し、また中日両国民の代々の友好が永遠に続くことを願います。」旨の挨拶がありました。
 日本側からは、先ず丹羽宇一郎日本国大使から「本年は日中国交正常化40周年の記念すべき年であり、様々な記念行事を両国で実施しています。今回の植樹活動もその一環として行われるものであり、特にこの場所は、北京市民憩いの場として新たな森林公園として整備されると聞いています。本公園が日中友好の象徴として関係者に見守られながら、末永く日中友好を育む森林となることを念じてやみません。」との挨拶が行われました。
 この後、夏占義北京市副市長の挨拶が続き、更に皆川芳嗣林野庁長官から「40年前の日中国交正常化の際には、我が国の政府使節団が、オオヤマザクラ、ニホンカラマツを貴国に贈呈しましたが、それが日中の森林・林業分野での協力の第一歩でした。その後も関係者の努力の積み重ねにより既に広大な植林が達成されてきましたが、今後とも日中間で協力し合いながら一歩一歩の努力を続けていくことが重要です。また、植林活動を通じて日中両国民が交流を深めており、関係者の皆様には日中交流の象徴であるこの植林地を、末永く大切にして頂きたいと思います。」と挨拶が行われました。
 最後に、梶谷辰哉日中緑化交流基金事務局長からは、日中緑化交流基金設立の経緯、植林緑化事業の展開状況などを簡単に紹介するとともに、「日中緑化交流基金としましては本日、ご列席の皆様と共に、今後とも引き続き、中国での植林緑化に邁進し、日中両国の友好の架け橋となるよう、努力を傾注して参りたいと考えております。皆さん、一緒に頑張りましょう。」と、式典参加者への呼びかけが行われました。
 その後、唐家璇中日友好協会会長の植樹活動開始宣言、「日中友好林」と刻印された記念碑の除幕、そして参加者全員による油松、白毛楊など2,000本の植樹が行われ、式典は成功裏に終了しました。
 本式典に関しては、人民日報、中国緑色時報などにより広く中国内外に報道され、日中両国民の交流及び相互理解の一層の増進が図られるとともに、森林及び日中民間緑化協力の重要性を広く啓発普及することができ、日中緑化交流基金の歴史に更に新たなページを加えることとなりました。
 

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■日中国交正常化40周年記念植樹式典
 梶谷事務局長による式典参加者への呼びかけ
 唐家璇中日友好協会会長、丹羽宇一郎在中国日本国大使、皆川芳嗣林野庁長官
 
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■日中国交正常化40周年記念植樹式典
 大学生など式典参加者による記念植樹

 

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