森林は雨がたくさんふるところにできます。世界の降水量(こうすいりょう)の分布図(ぶんぷず)(どの地域にどれくらい雨がふるかを示した図)と世界の植生分布図(しょくせいぶんぷず)(どの地域にどんな植物のグループがあるかを示した図)をくらべてみると、雨のたくさんふる地域と森林がある地域がだいたい重なっていることに気づきませんか。
いっぽう雨が少ない地域には、砂漠(さばく)や草原、サバンナ、ツンドラ、そして植物がほとんど生えない山岳(さんがく)地帯などがあります。森林が育つには水分(雨)が必要です。そして、雨のふる量や暖かさによって、世界の森林はそれぞれにちがう姿をみせています。森林ができる地域は世界の陸地の3分の1です。そして、世界の生き物の9割以上が森林にすんでいると言われています。