実践活動報告 森林へいこうhome
森林環境教育の実践レポート
六所の集い 豊松の自然に親しもう
活動のねらい
豊松の自然に親しみ、地域の自然を大切にしていこうとする気持ちを高めよう。
縦割り班で活動し、高学年のリーダー性や、みんなで仲良く助け合って活動していこうとする気持ちを高める。


よかった点、成果があった点
 内容について
鳥についての専門家から具体的に集中して指導を受けられたことはよかった。特に、双眼鏡の使い方などきちんと知らないので、はじめて分かったという教員もいた。今回は、双眼鏡の使い方や鳥の見方を高学年が低学年に教えるという形で指導してくださったので、高学年の子たちがはりきって教える姿がほほえましかった。さらに、低学年に教えることで自信がついたようだった。

図鑑の使い方がうまくなった。姿を見分けるだけでなく、鳴き声を聞き分けるときにも活用できることが分かった。実際に声を聞き、それを自分の言葉でメモし、そのあとで図鑑を探すと図鑑の説明がよく理解できた。また、図鑑と違う場合は自分の聞いた声をメモしておくといいと教えていただき、図鑑がすべてと考えていた子どもたちや私たちには驚きだった。図鑑を自分の物にしていくという意味がよく分かった。図鑑を個人持ちにしたので、これからの探鳥会などでは自分の見たことや聞いた声をメモできるようにしたい。

単に鳥だけでなく自然との関わりまで視野を広められたのはよかった。鳥と植物や昆虫とのつながり、巣をどこにつくるかなど、鳥を通して豊松の自然全体を見ていく必要があることに気付くことができた。

講師の人柄にひかれて子どもたちがいろいろ質問したり、話したりできた。鳥についてだけでなく、なんでも答えてくださったので、とても活発に質問することができた。

アホウ鳥の話には、みんな興味を持って聞くことができた。映像があってわかりやすかったが、動きがあるとなおよかったと思う。

鳥の声を録音する試みは、初めてなので興味をもって活動できた。機械があれば子どもでもできるのだと分かった。ただし、しっかり録音できるようになるには何回かやらないと難しい。


 運営について
低中高学年の3つに分けたことはよかった。双眼鏡の使い方では、低と高がペアになって活動してよかった。
3つに分けたことで、それぞれの興味に応じて話してもらえてよかった。


うまくいかなかった点、課題が残った点
 内容、運営について
残念ながら天候にめぐまれなかったので、実際に探鳥したり、声を録音したりする活動が十分できなかった。

単なる探鳥から、環境や自然保護について考えるような活動を取り入れていくことも考えたい。この時期では、保護活動が行えないのが残念だった。