主に森林作業の主催者に向けた内容ですが、参加者も下記の内容を見て、自分で確認したり、主催者に問い合わせたりするようにしましょう。

1)緊急時の対応


携帯電話・病院・保険の確認を忘れずに
森林作業は山の中で行いますので携帯電話が通じない場所もあります。
 電話が通じる場所は必ずチエックをしておきます。万が一、けが人や
 病人が出たときに救急車や応援を呼ぶのに慌てることのないように。
 また、狭い山道や作業道でのこと、もし救急車を要請した場合の誘導方法
 についても予測しておきましょう。
近くの病院の連絡先を必ず控えておきましょう。作業場所から最短でどれ
 くらいかかるかも確認。またボランティア作業は休日が多いので救急診療
 を受け付けてくれるかも確認します。
万が一に備えレクリエーション保険やボランティア保険に入りましょう。
 団体で加入することがほとんどですので、主催者に保険の加入の有無を
 確認するとよいでしょう。

参考ページ:事故が起こったら
https://www.green.or.jp/volun/forestwork/base/base05.html
参考ページ:代表的な応急処置
https://www.green.or.jp/volun/forestwork/base/base06.html

2)現地の状況確認

危険な動植物・作業場所までの道のりをチェック
ウルシやハゼなどかぶれる植物がどこにあるか、スズメバチの巣が近くに
 ないか、マムシは頻出しないか、あらかじめ確認しておきます。

参考ページ:危険を知ろう
https://www.green.or.jp/volun/forestwork/base/base03.html

作業場所までの道が崩れていないか、障害物がないか、チェックして
 おきます。
普段から地元の人に話を聞くなど、情報収集の習慣をつけましょう。
 自然の姿はいつも同じではありません。

3)服装の注意

裾じまいのよいものを
服装は長袖、長ズボン、運動靴、軍手、帽子が基本スタイル。また
 袖口が刃物や小枝に引っ掛からないように、裾じまいをしましょう。

参考ページ:服装
https://www.green.or.jp/volun/forestwork/base/base01.html
参考ページ:携行品
https://www.green.or.jp/volun/forestwork/base/base02.html

黒い色、香水、整髪料などスズメバチを刺激するようなものは身に
 つけないようにします。

4)作業ルールの確認

自分の身は自分で、作業間隔は広く
自然の中では自分の身は自分で守るが原則です。参加者は主催者や指導者
 からの注意事項をしっかり聞いて、それぞれに安全意識を持ってください。
 主催者は事前に確認した注意点(危険な動植物、危険な箇所)について、
 参加者に現地の状況と対処法を説明します。
ボランティア作業は参加者が多いので、作業場での人口密度が高くなって
 います。参加者に自ら注意してもらうとともに主催者は安全な作業間隔の
 確保に気を配りましょう。
1日の作業計画を発表し、参加者によく理解してもらうとともに、無理の
 ない作業をしましょう。休憩や水分補給を怠ると疲れてケガや事故の元に
 なります。