木で作られた桶や樽は、むかしから修理(しゅうり)をしながら使われてきました。たとえば、くさったり虫に食われたりした場合は、その部分をけずって少し小さいサイズのものに作り直したり、悪くなった材だけを別の材に取りかえると、ふたたび利用することができます。また、木の風呂桶(ふろおけ)は、10年ほどすると表面が黒くなることがありますが、表面をけずることでさらに使えるようになります。木の桶や樽は、けずることができる無垢(むく※1)の木材を使い、組み立てるときにくぎを1本も使っていないからこそ、リサイクルすることができるのです。
(※1)無垢…手を加えていない1枚板のこと

桶を小さく作り直しているところです。おじさんがもっているのが、もともとの桶の材です
協力:藤井製桶所