湿度(しつど)とは、空気中に含まれる水蒸気(すいじょうき)の量をあらわしたものです。湿度は40%〜60%が最適(さいてき)で、その範囲(はんい)をこえると、快適(かいてき)に過ごすことはできません。日本は年間を通して湿度が高いため、すまいには、湿度を調節(ちょうせつ)することが求められます。
木材は、湿度が高い時、大気中の水分を取りこみます。逆に、湿度が低く乾燥(かんそう)している時は、空気中に水分をはきだします。湿度が40%から80%に変化した場合、1cm角、3m の針葉樹(しんようじゅ)の柱は、約1.2リットル もの湿気(しっけ)を吸収(きゅうしゅう)すると言われています。このことからもわかるように、部屋の床や壁、天井などに木材を用いると、室内の湿度を自然に調節することができます。

『住宅内の湿度の変化』
出典:木材研究資料 則元 京、山田 正 NO.11(1977)

ビニール内装(ないそう)の住宅と百葉箱(ひゃくようばこ※)の中は、湿度が大きく変化しているのに対し、木材を内装材として使った住宅は、湿度が50%前後に一定しています。

※百葉箱…地上の気象(きしょう)を観測(かんそく)するために屋外(おくがい)におく木でできた箱。
※合板…うすい板を何枚かはり合わせて、1枚の板にしたもの。