日本の木製(もくせい)バットは、落葉高木(らくようこうぼく)のアオダモ、ヤチダモ、ホオノキなどから作られます。中でも、一番多く使われているのは北海道のアオダモです。かたくてしなりがあり、表面(ひょうめん)がはくり(※1)しにくく、バットとして求められる条件にもっとも適(てき)しているからです。しかし、アオダモはバットの材料になるまでに70〜80年もかかるうえ、今までほとんど植林(しょくりん)されていなかったため、アオダモから作ることができるバットの数は限られています。そこで年々、輸入材(ゆにゅうざい)を多く使うようになってきています。そのほとんどがアメリカのホワイトアッシュという木ですが、アオダモよりもやや重く、はくりしやすいという弱点(じゃくてん)があります。少し高価ですが、アオダモのバットが好まれているのは、そのためです。

(※1)はくり…はがれてはなれること

アオダモの木

提供:北海道森林管理局