バットには木製(もくせい)バットと金属バットがあります。金属バットは、反発力(はんぱつりょく)があるため、ボールを遠くまで飛ばすという性質(せいしつ)をもっていますが、木製とはちがって中が空洞(くうどう)のため、使っているうちに変形(へんけい)してしまいます。一方、木製バットは折れることもありますが、ボールを打ったときの音や、衝撃(しょうげき)を伝えにくく持った感触(かんしょく)がいいというよさがあります。
プロ野球では国際ルールにより金属バットを使うことができず、木製バットが使われています。大学野球でも木製バットが使われているほか、社会人野球でも2002年より木製バットになり、その需要は増えつつあります。現在、日本では、1年間に約10万本の木製バットが供給(きょうきゅう)されています。


アオダモ製の木製バット(プロ用)

提供:美津和タイガー株式会社