冬になると葉を落とす樹木(落葉樹)があります。なぜ、葉を落とすのでしょう?樹木は太陽の光を受けて、葉で栄養分をつくる光合成(こうごうせい)をします。そして根から吸い上げた水を葉から出す蒸散(じょうさん)を行います。ところが、雨の少ない時期に蒸散をすると水分が不足します。寒い地域では冬(雪はふっても溶けないので樹木にとっては水不足)、暑い地域では雨のふらない乾期(かんき)がそれにあたります。樹木は冬や乾期の間、葉を落としてじっと耐(た)えます。そして暖かくなってから、葉をつけて栄養分を作ります。冬も暖かい地域に生えている樹木は、一年中葉をつけています。逆に寒さがきびしい地域は、一度葉を落としてしまうと、次の夏までに必要なエネルギーを作るのに時間がかかるので、じょうぶな葉を作って冬も葉を落とさずにいます。