けわしい山が多い日本では、川は流れが急で、海までのきょりが短いのが特ちょうです。そのため、大雨がふると洪水がおこりやすく、雨がふらないと水不足になるという問題を抱(かか)えています。森林の土はスポンジのようにふかふかとして水がしみこみやすくなっています。大雨がふったら水をすいこみ、すいこんだ水を少しずつ川へ流してくれます。日本の各地には昔から、洪水(こうずい)をふせぎ、水を利用するために、森林を育て守ることがさかんにおこなわれてきました。そのような森林を水源かん養林といいます。