森林は動物にとってよいすみかです。樹木の葉かげは敵(てき)から身を隠(かく)してくれますし、樹木の枝やほらは巣を作ったり子どもを育てたりするのによい場所です。また、葉、実、樹皮、樹液(じゅえき)など食べ物が豊富です。一方、樹木は動物たちに利用されているだけではありません。テントウムシは樹液を吸うアブラムシを食べてくれます。鳥は木の実を食べてタネをフンといっしょに遠くへ運んでくれます。チョウなどの昆虫は花粉(かふん)を運んでくれます。ミミズやトビムシなどの土の中の生き物は落ち葉を細かくくだいて養分をふくんだ土を作りだしてくれます。森林の中では、たくさんの動物と植物はおたがいに利用しあって生きています。