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【8/29-30開催】『「森林環境教育・森林ESD」「緑の少年団」推進全国セミナー」』を開催しました

 「緑の少年団」は森林環境教育活動や奉仕活動等、森を育て、自然を守る活動を行っている団体であり、緑化運動に欠かすことのできない団体として、林野庁においても活動の活性化を図ることとされています。2020年度から、小学校では「主体的・対話的で深い学び(アクティブ・ラーニング)」や、地域資源を活用して教科横断的な学習等を重視した新たな「学習指導要領」が導入され、新たな「教科書」に基づいた授業がはじまります。“森林”は体験学習から調べ学習、問題解決学習等が行いやすく、教科横断性等があることから、学校教育の題材としての有効性は高まってくると言え、「緑の少年団」をはじめとして、森林環境教育・森林ESDの促進の可能性が期待されます。
 さらに、これまでの国民参加の森林づくり等を通して、全国で森林NPOや森林インストラクター等が育成される中で、「緑の少年団」や学校等を支援できる担い手は充実しつつあります。こうした中で、新たな「学習指導要領」と「教科書」に対応させて、「森林環境教育・森林ESD」が効果的に実施されるよう、都道府県レベル・市町村レベルの支援体制の充実や、担い手育成、プログラム開発等を促進し、「緑の少年団」を活性化するために、全国セミナーを開催しました。110名の参加者のみなさんと、2日間じっくり学び、考える機会となりました。
 20202月には、関西地区にてセミナーを開催予定です。詳細については、また別途お知らせします。

    

開催概要

日 時   2019年8月29日(木)13:30~17:30、30日(金)9:30~12:00
場 所 TKP市ヶ谷カンファレンスセンター」ホール5C(〒162-0844東京都新宿区市谷八幡町8)
アクセス

 JR・地下鉄各線「市ヶ谷」駅より徒歩1分
※ご来場の際には、公共交通機関等をご利用下さい。

参加対象 ~こんな人にオススメです~

① 都道府県や市町村レベルで、学校での「緑の少年団」や「森林環境教育・森林ESD」の促進を行う組織のスタッフ
② 青少年教育施設や森林総合利用施設等において、学校等の受入を拡充したい団体等のスタッフ
③ 森林NPOやインストラクター等で、学校への「出前授業」や「体験活動」の受入を促進したい団体のスタッフ

定 員 100名  (応募者多数の場合は、先着順とします)
参加費 無 料(但し、宿泊費・食費・懇親会費等の実費は自己負担)
主 催 (公社)国土緑化推進機構
共 催   全国緑の少年団連盟

内 容

「森林環境教育・森林ESD」「緑の少年団」推進全国セミナー
~「学習指導要領」改訂・「地域学校協働活動」導入を踏まえた促進策を学ぶ

◆1日目【8月29日(木)】
 ○新たな「学習指導要領」とそれに対応した「教科書」の記載内容の紹介や、学校への「出前授業」や「体験活動」の受入のモデル事例から、今後、
 「緑の少年団」をはじめとして「森林環境教育・森林ESD」を促進する上で必要となる理論や手法、枠組みを学びます。
開会挨拶

沖 修司((公社)国土緑化推進機構 専務理事)
木下 仁(林野庁 森林利用課 山村振興・緑化推進室長)

基調報告
(タイトルは仮)

(1)「新たな「学習指導要領」における「森林」の位置付けとその重要性」
   ~教育的視点を併せ持った、地域と学校が連携した「森林ESD」の提案~
   山下 宏文(京都教育大学 教授)発表資料

(2)「「主体的・対話的で深い学び」を支える自然体験活動の意義」   
   ~森林等の活用し、教科等と関連付けた「集団宿泊的行事」のススメ~
   大本 晋也(()国立青少年教育振興機構 理事(教育事業担当)発表資料

概要報告

(1)「森林環境教育・緑の少年団等の支援施策の状況」
   ~都道府県を対象にした実態調査の傾向と特色ある取組の紹介~
   木俣 知大 (公社)国土緑化推進機構 政策企画部 課長) 発表資料

(2)「新たな「小学校教科書」における森林に関する記述と授業展開の可能性」
   寺嶋 嘉春((一社)日本森林インストラクター協会 常務理事)発表資料

事例報告
(タイトルは仮)

(1)県レベルの受入拠点づくり
  「青少年教育施設と連携した森林環境学習「やまのこ」事業」
  ~滋賀県内全小学校4年生を対象にした体験学習と事前・事後学習~
   廣瀬 正明(滋賀県琵琶湖環境部森林政策課 課長)発表資料

(2)市レベルの受入拠点づくり
  「国有林・遊々の森を活用した体験林業プログラム」
  ~東京都多摩市内全小学校6年生を対象にしたプログラム提供~
   五味 直喜(多摩市立八ヶ岳少年自然の家 学校担当)発表資料

(3)県レベルの出前講座の仕組みづくり
  「森林インストラクターの育成と一体となった「森林学習等支援事業」」
  ~プログラム開発・フィールド紹介・指導者派遣・道具等貸出・活動助成が一体となったトータルの
   サポート体制の構築~
   豊丸 敏秋((公財)かながわトラストみどり財団 みどり森林課長)発表資料

(4)県レベルの出前講座の仕組みづくり
  「森林NPOと連携した「緑の少年団」設置校等への出前講座の実施」
  ~島根県緑の少年団連盟の加入団向け研修と一体となった出前講座~
   持田 守夫((公社)島根県緑化推進委員会 常務理事)発表資料

質疑応答・
まとめ
(コメンテーター)木下 仁(林野庁 森林利用課 山村振興・緑化推進室長)
閉会 交流会(希望者のみ。会場周辺で18時~20時)
◆2日目【8月30日(金)】

○ 今後の「森林環境教育・森林ESD」を広く学校等に定着するためには、教科等を意識して、学校に「出前授業」を行う仕組みと、 林間学校・移動
 教室等で訪れる「青少年教育施設・森林総合利用施設」等で「体験活動」を行う仕組みを構築することが重要と考
えられます。
○ そこで、有識者の指導・助言を得ながら、構築すべき枠組みについて、参加者同士のワークショップで検討します。

開会

開会挨拶・オリエンテーション

分科会内容紹介(ショートプレゼンテーション)

【分科会1】教科等と連動した「教室・校庭等」でのプログラムを考える」
《アドバイザー》岩谷 美苗((一社)日本森林インストラクター協会 理事、樹木医)   
        山下 宏文(京都教育大学 教授)

【分科会2】「教科等と連動した「集団宿泊的行事(林間学校・移動教室等)」のプログラムを考える」
《アドバイザー》寺嶋 嘉春((一社)日本森林インストラクター協会 常務理事)          
        大本 晋也(()国立青少年教育振興機構 理事(教育事業担当)

【分科会3】「青少年教育施設・森林総合利用施設等を活用した、「森林体験活動」受入の仕組みを考える」
《アドバイザー》廣瀬 正明(滋賀県琵琶湖環境部森林政策課 課長) 
        五味 直喜(多摩市立八ヶ岳少年自然の家 学校担当)
        田中 雅文(日本女子大学人間社会学部教育学科 教授)

【分科会4】「森林NPO・森林インストラクター等と連携した、学校への「出前授業」の仕組みを考える」
《アドバイザー》持田 守夫((公社)島根県緑化推進委員会 常務理事)
        豊丸 敏秋((公財)かながわトラストみどり財団 みどり森林課長)
        町田 怜子(東京農業大学地域環境科学部地域創成科学科 准教授)

ワークショップ

【セッション1】所属地域での当該テーマの取組状況・課題の共有
【セッション2】当該テーマの取組の実施促進のアイデア出し
【セッション3】当該テーマの取組上の課題と解決策の整理

●ワークショップの検討内容の発表・共有

まとめ・今後に向けて
閉会
◆活動紹介スペース

○ 自治体・関係団体、森林NPO・インストラクター等が取り組む「森林環境教育・森林ESD」の支援の枠組みや取組内容の紹介する
 ことで、参加者同士の交流を促進するために、パネル・パンフレット等を掲出するスペースを設定します。

[募集対象]「森林環境教育・森林ESD」の支援体制・事業を行う自治体・団体・森林NPO/インストラクター等
[募 集 数]約20団体
[交流時間] 2019年8月29() 13:0013:3015:3015:4017:3018:00
       2019年8月30() 9:009:3012:1512:45

★チラシはこちら★       

お問い合わせ先

公益社団法人国土緑化推進機構 政策企画部 [担当:矢島・木俣・冨永]
〒102-0093 東京都千代田区平河町2-7-4 砂防会館別館5階
TEL:03-3262-8437  FAX:03-3264-3974
E-mail:comis@green.or.jp

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